この上粕屋神社が大山街道から離れて鎮座するが、ここにも寄り道してお参りした。先日紹介した子安神社と対照的だった。写真からも分かるだろう。手前には子供の自転車が見えるし、奥に遊んでいる子供の姿もある。神社の建物には貼り紙があったが、内容は以下の通りだった。
「ボールをぶつけないでください。神社を大切にしよう。ご協力ください。」
要するに、境内でボール遊びを禁じる貼り紙ではない。ボール遊びをする時、建物に打っ付からないように気をつけてくださいということに止まる。そして、境内にベンチが備わったし、庭のような歩き回れる区域もあった。参道に並木があったが、樹齢を紹介する名札もあった。
遊ぶ子供達から活気を感じたが、神社全体から参拝者を歓迎する印象も受けた。木々も多かったし、静かな住宅地に鎮座するので、雰囲気はよかった。この神社にも鐘があるが、山王神社だから、これも仏教と関わり深い信仰だった。境内の鐘は本当にこの地域の特徴に見えるよね。
この神社には常駐の神職はいないようだったが、周りの住民に使われるように設置されたと思える。遊具はなかったが、憩いの場としての施設は完備。私は、このような役割を果たす神社が好きだ。