イギリスの北西

時差ボケのせいで時間は余りないので、イギリスの話を分けてアップする。

大きなセーターを着た真由喜が灰色の空の下で茶色の海の前に立つ
砂浜ではないけれども
ゆり子と真由喜が8月1日にイギリスに行ったが、仕事の為に私が10日に着いた。幸い、西へ行ったら時差ボケは優しいので、その翌々日に私の出身地のイギリスの北西へ向かえた。一番の目標は、11歳の頃からの友達に訪ねることだった。日本にくる直前、彼の結婚式に出席したし、息子さんと一緒に家族三人に私たちの結婚式に出席してくれた。友達のお家に泊まったが、土曜日に日帰り旅行にした。

先ず、イギリスのウィラル半島の海岸に行った。これは、イングランドとウェールズの境になるディー川に面する海岸だから、海岸ではないと強調することもできる。しかし、潮は激しいし、塩水にもなるので、私が海岸と思う。これは懐かしかった。子供の頃、数回同じ海岸を訪れて、旅行したが、天気も、景色も、匂いも、子供の頃の風景を思い浮かばせた。確かに典型的な砂浜ではないが、ウェールズの見える風景は奇麗だし、楽しい思い出だ。ただ、子供の頃の海岸はこういう風だったからビーチの旅行を特に好まないだろう。

真由喜とお友達がローマ時代の柱のまえに新しい意志のベンチにうつぶせになる。背景二は、チェスターの中世の塀が見える。
ローマ時代の柱と中世の塀
それから、チェスターという町に移った。チェスターは、2000年弱の歴史がある町で、イングランドをウェールズ人から防衛する役割を果たした。だから、町の周りに石の塀があったが、半分以上が門とともに現存する。それに、発掘調査の結果でローマ時代のアムフィテアトロが発見され、公開された。だから、真由喜と一緒に塀の上を歩いたり、ローマ時代の跡を見たりしながら楽しめた。友達の奥さんにはチェスターに住んだことがあるそうだから、住民の話も聞かせてもらった。やはり、ケンブリッジのように、住民は観光客でうんざりするそうだ。

友達の息子さんはもう6歳になったが、真由喜とよく遊んでくれた。真由喜も楽しそうに遊んだので、良かった。ただし、男の子は、真由喜を抱っこして持ち運ぶことは大好きだったが、結局真由喜が飽きたようだったので、逃げるようになってしまった。

北西に行く為に、可愛い二両編成の列車に乗って、イングランドを横断したので、その時もイギリスの風景を楽しんだ。イギリスには日本のようの山はイギリスにないといえども、日本にはイギリスのような丘は少ないだろう。雲さえ異なるような気がした。でも、イギリスに着いたら、「帰国した」という気持ちはなかった。外国でもないが、もう感情的に帰国できなくなったようだ。


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