神事が終わったら、神職とちょっとお話した。駒形神社は海岸から遠いので、津波の被害はなかったそうだが、岩手県南部では地震は強かったので、地震で被害を受けたと言う。建物が壊れて、三千万円の被害額になったそうだ。私の奉納は微量でありながら貢献できればと思う。神主によると、被災地以外のところから人が行ったら、嬉しいそうだ。応援されていることを感じるからだという。だから、被災地へ行くこと自体には意味があるようだ。私は、まだ沿岸部に行ったことはないが、もうすぐ行ったらいいかと思う。神主によると、震災から一年半あが経って、被災者がやっと前向きになっているそうだ。ショックなどが和らいで、現状と直面して前進する方法を探っているそうだ。だから、今こそ応援が必要になる。支援の必要性が減るとはいえ、応援が益々重要になるのではないか。だから、私がまた東北旅行を計画したいと思う。
駒形神社の御祭神は、
神社には長い歴史があるものの、拝殿は新しい。しおりの年表によると、平成15年に造営されたそうだから、私が日本に来た年の建物だ。神社に新しい拝殿などには、妙な違和感がある。伊勢の神宮を考えれば、実は新しい建物は本来の姿だが、殆どの神社で少なくとも数十年の建物だから、もう少し古いところに慣れてきたと思う。神道は古くて新しいと言われるが、まだ「新し過ぎる」と感じてしまう。もちろん、時が経つと古くなるが、新しいものを軽蔑するべきではない。この直感も考えたいと思う。
それでも、いい神社だった。境内が公園と隣接するので、環境もいいし、人の態度もいい。実は、神職に「水沢に移住しませんか」と言われた。もちろん、周辺の活気を祈るのは当然だが、いい印象を受けた。ご参拝をお勧めする。