旅の続きだ。長野市から長野電鉄の特急に乗って湯田中温泉に向かった。よろづやという温泉旅館に泊まることになった。ちょっと早めに予約して、特別なプランでいい部屋が取れたので、しょうらいそうという歴史のある建物に泊まった。部屋の雰囲気は良かったが、真由喜はすぐにお風呂に入りたがっていた。
そして、夕飯は部屋で食べた。真由喜は美味しそうなお子様メニューだったが、食べない部分は多かった。その反面、食べた分も少なくなかった。一方、大人の料理は素晴らしかった。本格的な旅館の料理で、続々と出てきて、何でもかんでも美味しかった。量は、食べ切れないぐらいだったが、もったいないと思って頑張った。
朝になったら、朝ご飯は食堂だったが、それも美味しかった。もう一組の家族が泊まって、赤ちゃんがいたが、真由喜が食べ終わったら、赤ちゃんと気持ちよく遊んだ。やはりもうお姉さんになりつつあるよね。食べる前に、私が桃山風呂とその外の露天風呂に入れたが、入ったところで人は多かったが、朝食の時間になったからか、すぐに姿が消えて、貸切状態になった。ゆっくり露天風呂を楽しめたが、やはり目隠しなどで開放感が欠けた。それこそ混浴の利点だよな。食べてから、ちょっと急いで真由喜と一緒に入浴した。真由喜はまだ男湯に入れるので、お風呂をもう一度楽しむことができた。そして、チチェックアウトの時間が迫ったので、人はいなかった。そのお蔭で、人形と架空の狼と遊ぶこともできた。ずっと内風呂で、狼の洞窟に買い物を求めたり、公園で遊ぼうと呼びかけたりした。
もう帰る日になったが、帰る前にもう一つの旅をした。それも、後日に。