隠岐島の印象

昨日述べた通り、隠岐島への旅は観光ではなかったが、番組の形のお陰で景色等はよく見えた。

岡と入江の風景結論から言うと、隠岐は素晴らしい。日本には奇麗な景色は多いが、日本でも隠岐は抜群だ。山もあるし、海もある、崖も、田んぼも、畑も、牧場も、何でもあるようだ。滝もあるそうだが、今回見えなかった。

そして、自然は豊富だ。トビウオは初めて見たし、鷹が電線で群がった。海の幸は新鮮で美味しかったし、隠岐産のお米も食べられた。丘を歩いたら、鳥の鳴き声や虫の音、そして風以外聞こえる騒音は一切なかったし、澄んだ空気は美味しかった。天気に本当に恵まれたので、梅雨であったはずなのに、晴天は多かった。お陰で、眺めは良かった。特に島前で、すなわち中ノ島と西ノ島で、どこに行っても奇麗な景色が広がった。

私は、日本の景色が好きであるのはこのブログで明らかになったと思うが、隠岐島が特に気に入った。不便な遠いところであるものの、家族でも一度訪ねてみたいのだ。

ただし、人の興味を引くための特徴はないだろう。今ジオパークになって、世界ジオパークを目指しているので、それが叶えば看板になるが、今のところ何もないといえよう。日本では肩書きは重要なので、観光客は少ないそうだ。もちろん、位置が貢献しない。他のところへの途中で隠岐島に寄り道することはなかなかできないので、隠岐島を見に行くしかない。それでも、お薦めだ。それほどの景色と触れるだけで癒される。

電線に群がる鷹住みたいかというと、ある意味で住みたいのだが、やはり仕事等の絆はもう関東にあるので、引っ越すのは難しい。そのような景色を保ちながら、島民の生活を保障したり、若者の夢を叶わせたりする方法を考えるのは容易ではない。仕事がないと、人口が島から流出するが、仕事を生み出すために島の環境を変えざるを得ないだろう。漁業や農業でも、経済的に強化すれば、環境への影響が出る。一方、農業によって環境が保たれる側面もある。田んぼはもちろん、西ノ島の草原も農業で保護されている。田舎の活性化は重要だと思うし、最近の通信技術の著しい進歩で多種多様で可能になったと思うが、簡単な問題ではないし、地元の住民が自分で形式を決めないと、長期的な効果は期待できない。

そういえば、今回の旅で、人の態度はいつも良かったが、今回の旅でNHKのための撮影していたので、普段のことが分からない。とはいえ、他の観光客との接し方を見たら、優しくて丁寧だった。

隠岐島は本土から遠いため鎌倉時代に、幕府が問題になった上皇や天皇を隠岐島へ配流したが、もうそれほど不便なところではない。鎌倉時代でも、後醍醐天皇が隠岐島から戻って、幕府を倒した。現代では、二泊や三泊の旅は簡単にできると思うので、ぜひお薦めしたいと思う。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: