昨日、日本論理検定協会の仕事で、計画の全体像を考えた。その結果、ちょっと修正すると思う。これは、開発のいつもの過程だ。
まず、ぼんやりとした全体像を頭の中で描く。それはないと、出発もできないが、第一段階ではっきりした全体像を持つのは無理だといえよう。このぼんやりとした計画に基づいて、詳細を描く。その詳細は、本になったり、検定試験になったり、講座になったりする。もちろん、詳細は妥当で適切でなくてはならない。分野を理解すれば、そのようなことはできる。
しかし、詳細を描写する次第、分野の輪郭が徐々に浮かんでくる。小さいところで働きながら輪郭を見たら、最初のぼんやりとした全体像とのずれに気づく。だから、また全体像を考えなければならない。
今回、詳細を把握したので、前ほどぼんやりにならない。そして、詳細は妥当であるので、詳細を修正することはほとんどない。それより、詳細の配置や関係を組み替えて、より適切な図に当て嵌める。一部が関係性を失うこともあるし、新しく開発しなければならない部分もあるが、内容がそれほど変わらないのは望ましいだろう。少なくとも、今回の結果は、内容のほとんどはそのまま使って、ただ組み合わせを修正することになった。
そして、これからまた詳細を磨いたり使ったりして、全体像の輪郭を更に鮮明にさせる。その結果、また全体像を修正することになると思う。数回繰り返してから、全体像も詳しい内容も固定してくる。と確信する。新しいことを開発するのは、このような存在だと思う。