日本の将来のために本当の国際化が必要不可欠だと私は思うと昨日述べた。今日、一つの具体策を描写したい。
高校生は、自立しつつある次期の真っ最中だ。そして、親元から離れても問題ない年齢にもなっている。だから、高校生が海外への留学をすることは好ましいと思う。国際化の本当の意味を考えれば、日本人の高校生が海外留学に行くことに加えて、外国からの高校生を日本に受け入れたほうが良いと思う。これを実現するために、交換が良いのではないかと思う。つまり、日本人の高校生が外国の高校で留学してから、外国の高校生が日本に来るか、それとも順番を反対とする。
この政策はいきなりに実現できる政策ではない。まず、相手高校を見つけなければならない。「国際化」と言えば、すぐに思い浮かぶのはアメリカだろうが、昨日行った通り、そうは限らない。英語圏だけでも、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイランド、カナダは簡単な候補であるし、インドやイギリスを使うアフリカの国々も忘れては行けない。その上、アジアとの草の根のレベルの交流も極めて重要だと言えるので、韓国や台湾、中国、そして東南アジアの諸国も考えるべきだろう。まだまだある。南米は、将来的に重要になると思われるので、ブラジル、チリーなどの国との交流も促進するべきだ。
すぐに問題として思い浮かぶのは言語だ。相手国の高校で日本語を学んでもらわなければならないが、日本で相手国の国語を学ぶ必要もある。ベトナムでこのようなパートナーシップに応じてくれる学校は見つけ易いかもしれない。(私の友人は、ベトナムで日本語を教えているが、関心が高いと言っている。)一方、アメリカで日本語を勉強したい人は今般少なくなっているそうだ。中国語が主流になっている。韓国で隣国の国語を勉強する学校もいるだろうし、日本で韓国語を勉強するのは適切だとも思う。そして、英語と言えば、南アジアやアフリカの諸国のほうが積極的になるのではないか。
それはともかく、形式をちょっと考えよう。目標は、高校時代までに外国語で生活も勉強もできるレベルに達成することだから、小学校から学び始めないと行けないだろう。それに、レッスンの密度を高くしないとダメだと思う。私は、11歳から毎日フランス語を勉強したが、15歳でフランスで生活は可能だったかと思う。だから、市や県のレベルの制度を考えよう。まず、高校毎に相手高校を決めなければならない。相手高校は、一つか二つかと思うが、複数になる可能性もある。そして、交換が可能になるように、小学校から該当する言語を教える。その上、相手高校に進学すると見なす児童や生徒との手紙交換を促進する。
言語のレベルは人によって違う。だから、レベルが高くなった人は、高校に入学する時に、もう外国に行く。これは双方の方針だから、同じ時期に外国から日本語をよく学んだ生徒が日本に来る。留学は一学期か半年かにする。一年間は長いような気がするが、一ヶ月以下であれば、言語の練習や外国の生活に慣れる時間は足りない。その結果、高校の最初から学んでいる外国語のネイティブの生徒が混ざる。言語の勉強の刺激にもなると思える。そして、一期の生徒が母国に帰国すると、二期の交換生徒が赴く。半年を想定すれば、高校の生徒の六分の一はいつも外国出身の生徒になる。
もちろん、費用は保護者負担にならないように公費を注ぐことになる。低所得者の子供にもこの国際化の経験を与えるべきだ。なぜなら、個人のためだけではなく、公の利益にも貢献するからだ。この制度で、多くの若者には本格的な国際経験を与える。それで、日本の社会をより良く理解できるようになるし、国際交流もやり易くなる。高卒してから二度と海外に渡らなくても、国際的な人間になるはずだ。それは、日本にとってとても好ましい結果だと思う。