6日の日曜日に、宮城県の雄勝に行って、五十鈴神社での植樹祭に参加させていただいた。この植樹祭は、少なくとも2年間続いてきたが、私は今まで参加できなかった。植樹祭がもう終わった時点知ったか、代表者会議などと重なったことは多かった。そして、今回、いよいよ予定はなかった日曜日に開催する植樹祭は、数週間前に知った。だから、申し込んだ。
植樹祭は午後1時から始まったが、宮城県石巻市雄勝町だったので、会場まで行くのは簡単ではなかった。特に、運転しないので、事前の計画は必要不可欠だった。先ず、新幹線と在来線で浦宿まで行って、そしてタクシーを予約して会場まで。間に合うために、はやぶさ1号に乗らなければならなかったが、東京駅に6時半までに着くために、武蔵溝ノ口駅を5時半に出発しなければならない。それに間に合うために、家を4時半に出る。(バスはないし。)だから、超早起きになった。
浦宿までの電車の本数は少ないので、かなり早めに着いた。受付を早めに済ませて、持ってきたお昼を食べる前にお参りした。
五十鈴神社の拝殿と本殿は急な斜面にある。拝殿から本殿までの屋根がある階段もあるが、拝殿まではコンクリートの階段だ。この階段は、津波に乱されたそうだし、拝殿も流失した。地形のせいで、津波がかなり高くなったようだ。それでも、宮司さんの努力によって拝殿は再建されたので、その下の斜面に鎮守の杜を植えるのは植樹祭の目的だった。
お参りしてから、準備作業を行った人に声をかけてもらって、主催者と監督する宮脇先生に紹介してもらった。そして、お昼を食べた間に過去の植樹祭と他の植樹活動について話した。私は初めてだったので、経験が豊富な方が一緒にやることは心強かった。宮脇先生の植樹法は、森の復活に最適な方法のようだ。密度は高くて、木の種類は多いので、木々が競争して早く伸びるそうだ。二年間で2メートルほど伸びることもあるそうだ。林業に相応しくない状態になると思うが、森の復活を促すようだね。
植樹する前に、先生からの説明を受けた。その中で、参加者と一緒に苗木の種類を紹介した。その参加者の一つとして、私が選ばれた。理由は分かり易い。500人ぐらいが参加したが、日本人の外見をしていない参加者は私一人だったからだ。同じように、多くの人に話しかけてもらったが、その理由も同じだと思う。目立てば、そのような反応がある。
500人が参加したので、数千本の苗木を植えるには、1時間弱しか必要としなかった。暑かったが、楽しくできた。
そして、その会場で国指定重要無形民俗文化財である雄勝法印神楽が公開された。この神楽は活気に溢れて、素晴らしい神楽だ。巫女舞と全く違う印象だ。そして、舞う人は皆男性であるようだ。(女装をする役もあるけれども。)指定された理由はすぐに分かった。
それは本当に充実した一日だったが、旅がまだ続いた。その続きは、次の投稿で書く。