昨日、また法務局の川崎支局に行ってきた。二回目の帰化についての面接だった。前回、必要な書類を教えて貰ったので、それからの2ヶ月あまりでその書類を集めてきた。今日提出するかもしれないと思っていたが、それは勘違いだった。今日は、一次の担当者に書類を確認してもらうためだった。そのため、山ほどの書類を往復で持っていた。重かったな。
発行してもらう書類がそろったら、記入する書類の作成やコピー作りにした。それは丸二日がかかった。履歴書を書き込むのに時間がかかったし、動機書はパソコンで草案を用意したが、提出する動機書は自筆ではないとダメだから、書き写しした。そのほか、親族概要や生計概要の書類もあった。それに添える書類も多いので、コピーを用意した。スナップ写真以外、何でもかんでもは2部だから、それでコピーが必要となる。そして、私は控えとして一式が欲しいので、また1部を用意した。その上、提出できない書類を担当者に見せることになるので、それもコピーしてから用意した。提出できない書類は、例えばパスポート、在留カード、銀行通帳などだ。担当者が原本と写しを見比べて、ゴム印で確認を証明する。全ての書類は、写真の通りになった。
面接の時間より早く着いたが、ちょっと早めに始めさせてもらった。書類を出して、担当者と確認した。一枚一枚めくりながら、書類の種類を確認した。一次の担当者は、書類の内容を確認しないそうだ。それは次の担当官の仕事であるという。一次の担当者は、形式は正しいかどうか、そして必要な書類は揃っているかどうかを確認する。
私はまだ国籍証明書は持っていない。私がイギリス大使館から聞いた話と法務局が聞いた話は違うので、私はまた大使館にメールをだして、究明する。担当者が言うのは、本当に発行しないなら、法務省で一般の対策を決めなければならないので、厳密に確認したいそうだ。それはそうだね。イギリスが発行しないなら、要求できないが、何かが必要になる。イギリスが発行するのは、パスポートしかないようだから、これはどうなるかは分からない。
そして、給与証明書は必要だ。ゆり子のアートフェア東京のバイトの証明書と、私の収入の証明書。私の収入の証明書は、自分で証明するそうだ。それはちょっと不思議だが、紙に記入して押印することはできるので、問題ではない。
それだけだから、次回から担当官と面接することになっている。次回は2週間後、ゆり子と一緒に行く。妻と一緒に行く理由は、偽造婚をあぶり出すためであるそうだ。
私がもらった資料から明らかではななかったことは二つわかった。
一つは、パスポートの和訳はもしかして不要であることだ。確かに英語の書類だが、山ほど見るので、パスポートぐらいがわかるそうだ。もう一つは、銀行口座の通帳のコピーを提出しなかればならないが、指定口座のために開いた口座は、大した金額ではなければ、提出しなくても良い。「税務署ではないからですね」と私が言ったら、「その通り」と担当者が答えた。生活の基盤を証明するために提出するので、数万円程度が他の口座に入っても、問題にはならない。数十万だったら、提出したほうがいいと思うが、些細な金額は気にならない。最後に、スナップ写真は1枚ずつでよい。2部は不要だそうだ。スナップ写真は、法務省に提出するそうだ。法務局の担当官は本人と会うので、雰囲気がわかるが、法務省で判断する人はそうしない。スナップ写真はそれを補うためだそうだ。
そして、新しい話だったが、審査と協力しない理由で帰化を拒否することができるそうだ。だから、これから様々な依頼が出てくる可能性は高いが、従うように戒められた。もちろん、従う。帰化する権利は全くないし、何かを依頼するときに、下される人の条件に従うべきである。これからかなりの時間がかかるので、担当官との面接をなるべく早く済ませるように促された。その面接は、書類確認には一時間、妻との面接は一時間、そして私との面接は一時間だそうだ。ちょっと長いが、ゆり子の面接の間に本を読むつもりだ。(偽造婚対策だから、別々で面接するに違いない。)
担当者の話によると、長くこの仕事をしたが、二回目の面接で書類の全てが揃ったのは初めてだそうだ。ちょっと驚いた。確かに、私は書類の用意を難しく感じないが、説明に従うと自然に揃うので、前例があるはずだと思った。皆様、帰化を申請すれば、説明にちゃんと従ってね。