旅行の2日目は、弘前の8時50分発のリゾートしらかみ2号の列車で始まった。駅から1分のホテルだったので、厳しい早起きではなかった。リゾートしらかみという特急列車は、観光のためで、窓は大きいし、眺めは良い。最初は、林檎林を走って、反対側の窓から岩木山が見えたが、それほど面白くなかったようで、真由喜がアイカツゲームをひたすらやっていた。
しかし、海岸沿いの鉄道になったら、真由喜も眺めを見るようになったし、千畳敷駅で電車が一時停車したら、真由喜は積極的に降りようとした。この千畳敷での停車は、珍しい岩を見るための機会を与えるためである。列車が15分程度停車して、出発する前に汽笛を鳴らす。ほぼ全員で降りて、海岸に行ったと思う。真由喜は岩の上で楽しんだが、海まで行って戻る余裕はなかったので、途中でやめた。汽笛が鳴る時点で、ホームに立ったので、焦らずに電車に乗れた。
本当に降りたので、ウェスパ椿山駅だった。この駅は、リゾートの専用駅であると言えるので、リゾートで楽しむ計画があった。まず、スロープカーという乗り物に乗って、山のてっぺんまで登った。それから、展望台に行った。眺めは素晴らしかったし、風車も見えたので、写真をたくさん撮った。そして、降りたら、スロープカーから野生のニホンザルを見た。真由喜は大喜びだった。初めてだと言ったが、もしかして小さい頃日光で見たかもしれない。それはもう覚えられないことだけれども。
お昼は焼きそばと焼き鳥だったが、その後ガラス工房での体験をした。フュージング体験だったので、真由喜が模様を作ったら、窯で仕上がりしてもらう。そのため、商品はまだ届いていない。来週届く見込みだ。体験ができたら、旅館への送迎バスを待っている間に真由喜はゲームをしたが、私は新聞を読んだ。
旅館は不老ふ死温泉だった。有名なのは、海辺の露天風呂。ただし、私たちが着いた瞬間で、雨が降り出した。どんどん雨脚を強まり、大雨になったので、露天風呂にはすぐに入れなかった。その代わりに、真由喜と一緒に旅館の探検をした。雨は激しかったが、真由喜は露天風呂に入りたくて、準備を勧めた。だから、露天風呂の隣の内風呂に行って、掛け湯をした。ちょうど出るときに、雨がやんだので、気持ち良く露天風呂に入浴できた。露天風呂は、混浴と女性専用があるので、真由喜は私と一緒に入れた。実は、子供は数人いたが、なぜか女の子しかいなかった。家族連れは多く、混浴に入る女性も少なくなかった。
夕日は、露天風呂から見えるが、私たちの部屋からも見えたので、日が沈む前に湯上りして、部屋に戻った。戻る途中、露天風呂に向かう人と多くすれ違ったので、日没の瞬間で芋洗になっただろう。私たちは、部屋からゆっくり見えた。
夕食も美味しかったので、これも良い1日だった。