フォルクスワーゲン不正

最近、フォルクスワーゲンの不正がよく報道されている。排気ガスの有害物質の制限を逃れるために、搭載されたソフトが検査を検知して、検査のときエンジンの動きを焼成して有害物質の廃棄を抑えたそうだ。通常の運転の場合、抑えないので、廃棄する汚染は思われたよりはるかに酷いそうだ。

これは深刻な問題であると思うしかない。

まず、フォルクスワーゲンのディーゼル車の多くは、検査の結果より多い有害物質を輩出しているのは確実だ。それは、環境への影響も、周りの人の健康への影響も大きいと思われる。試算で、1100万台の車に及ぶそうだから、汚染の影響で人が死んだとも思える。(先日、Natureで大気汚染の影響を測る研究が発表されたが、その死者は1年間で330万人に上るという結果だった。不正で許された汚染がこの1万分の1の原因になっても、330人の死亡の原因になっている。)

その上、これは杜撰な作成よりはるかに深刻な問題である。最近の車のリコールがあったが、それはコスト削減に行きすぎて、ある環境で部品が予定通りに働けなくなったことだった。会社の責任になるし、リコールの費用を負担するべきだが、不正ではない。会社の中で誰もが意図的に不良品を出そうとしたことはない。フォルクスワーゲンの場合は違う。この不正ソフトを搭載することは、不良品を出していることをよく分かって、その事実を隠蔽しようとしたことである。

そして、その結果フォルクスワーゲンのディーゼル車が排出ガスの規定に従うかどうかはもう不明である。基準を満たなければ、道路で走らせるのは違法になることは少なくない。そして、その問題の改善するために、一つの二品を取り替える作業で済めない。それより、エンジンの全面的な改良は必要となると思える。つまり、私のパソコンのように向上にリコールして、部品を取り替える解決策はない。リコールで、ただ持ち主にお金を渡して、他社の不正ではない車を買わせるしかないだろう。

その上、世界の政府は刑事罰則を抵抗することを検討している。それは適切であると言わざるを得ない。意図的な不正は違法である。もちろん、会社から罰金や過剰金を納めてもらうことになると思える。管理者が懲役を受ける可能性もあるが、主な罰は罰金になるかもしれない。1100万台の車分だから、数兆円を超える可能性はなくはない。

つまり、フォルクスワーゲンの倒産とつながる可能性は排除できない。そうなったら、適切であると認めなければならない。これほどの不正は、倒産と繋がってもおかしくない。フォルクスワーゲンの倒産は、世界経済へ大きな打撃を与えると思われるので、もしかしてそれを回避するように政府などが努力するのではないか。

これは大きな問題で、東芝の不正会計問題などに続いて、不正を行っていない大手企業が存在するかどうかを疑う人は私だけではなかろう。


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