「むかつく!」
上裳のままで真理安が寮を繰り返して歩いた。華多離菜はもう制服に着替えて、ベッドの上で座った。友達を見守ったが、何も言わなかった。
「規則はないだろう。学生は、誰でも外に出て遊んでもいいはずだ。性別を問わずに。服装もそうだし、お酒もそうだ、性交ももちろんそうだ。」華多離菜がちょっと息を呑んで、赤くなったが、真理安は語り続けた。「規則に従えば、何が悪いかい。僕を敵とするのは、一体どういう意味か。」
「あのう・・・」
「何?また大師をかばうつもり?」
「でも、真理安さん、評議員会は女子学生に対して厳しくなっているでしょう。」
「評議員会は規則の違反を管轄する。規則に従う限り、関与できない。」
「本当にそうかしら?」
「本当だよ。椿堂って、学堂の一番古いぞ。それほど伝統を軽く覆せるわけあるもんか。」
「三番目でしょう。竜堂は一番で、柏堂は椿堂の前年に建立されたのではないでしょうか。」
「竜堂は伝説だもん。柏堂は、まあ、もう2000年前の話だから、1年は正確なはずはなかろう。まあ、認めても、3番目だよ。3番目。評議員会会長の頭魔主大師が自慢する雷堂は明らかに新しい。500年も空いている。椿堂は強い。」
「唯一の女子堂になっているけれども。」
「それに、女列安道大師も評議員の一人だろう。規則に違反しない限り、問題になるわけないもん。」
「まあ、そうかしら。ただし、女列安道大師が門外出を禁じましたわ。堂長に逆らうのは規則違反ですもの。」
真理安が立ち止まった。
「わかったよ。よくわかったよ。だからイライラするもん。もう遊べなくなった。あの老婆の勝手な口出しのせいで。本当にむかつく。」
「まあまあ、落ち着いてください。もう遅くなっています。私は寝ますわ。真理安さんも、寝たらいかがでしょうか。」
「お風呂、入る?」
「もちろんですもの。居酒屋の匂いはまだ付いていますし。」
「一緒に入っていい?イライラして、一人は嫌なんだ。」
微笑みを隠すために、華多離菜が立って、服を脱ぎ始めた。
「いいわよ。大浴場ですし、出入り自由です。」
「冷たいな。イッショニ入るというのは、ただ同時にではなく、話したりすることだろう。」
華多離菜がちょっと笑って、真理安の方へまた向かった。
「当然話してあげるもの。黙って入るわけではないでしょうね。ちょっと気を緩んでね。」
「あ、ごめん、ごめん。本当にムカつくだな。」