最近、インフルエンザが流行した。真由喜も患ったが、もう快復した。しかし、その経験をきっかけに、伝染病の対策を考えてきた。社会は対応するような体裁はないような気がした。
伝染病対策の基本は、感染の連鎖を途絶えることだ。治療はもちろん必要だが、感染はないと、病気が自然に消え去る。特に、新しく発生した病気なら、これしかない。治療法もワクチンもないからだ。そして、この分野の研究者は、いつか新しい伝染病が発生すると警鐘を鳴らし続けている。100年前のインフルエンザで、第一次世界大戦より多い死者が出たが、同じような病気が発生する可能性は十分あるそうだ。
感染を防ぐために、自宅隔離は一番だと言われる。他の人と接しなければ、感染はないからだ。しかし、自宅隔離するためにかなりの社会的な支援は必要である。今のところ、それはない。
まず、診断してもらうために、病院に行かなければならない。つまり、病気が一番移りそうな時期に、体が弱ってきた人が集まる場所に行って、待つ。伝染病促進策として最適だろう。その代わりに、診断を自宅で行うべきなのではないか。医者は感染対策をとって家に入って診断したら、感染であれば外出する必要はない。もちろん、こうするために医者の人数を上げなければならないし、費用も増加するので、常時の方針にならないだろう。しかし、伝染病が確認されたら、すぐに開始するのは重要である。伝染を最初段階で途絶えるのは好ましいからだ。
そして、自宅隔離すれば、仕事にいけないことは多い。それでも、家庭の一人が感染したら、全員が隔離するべきだ。ここで重要なポイントがある。隔離することは、本人のためではない。本人はもう感染したか、ずっと病気な人と密接するかという状態だから、本人の病気対策にならない。隔離は完全に社会のためだ。そのため、負担は本人ではなく、社会が担うべきだ。具体的に、収入を提供したり、宅配の買い物をサポートするべきだ。収入は、働いていると同じレベルを健康保険から出すべきだと思う。正社員であれば、すぐに計算できる。自営業の場合、その前年の収入の250分の1を1日あたり提供するのは妥当だろう。パートやアルバイトの場合、最近の平均を計算する。その上、隔離のために解雇することを禁じなければならない。そして、宅配の買い物の制度はもう存在しているので、配送料のみは保険に負担されたら良い。もちろん、このお金はその時に渡さなければならない。特に低所得者の間で、今週の収入を今週使う人は少なくないが、そのような人は後日の申請と還付を待つことはできない。これはもちろん保険の負担となるが、全体的に節約になる可能性もある。感染がすぐに途絶えたら、保険の負担はかなり減るからだ。そして、経済への影響も抑えられる。
しかし、何よりのメリットは、新しい伝染病が発生したら、スムーズに対応できることだ。それで国民の命を救うことはできる。自衛隊の役割かのように考えれば、予算を割くのは当然なのではないか。