結び

結びというのは、産霊と同じ読み方を持っているし、神道的な倫理観にも重要である。結びは、人と人とのつながりを指すので、個人を超える共同体のことを導入する。結びには種類があるが、その間の境界線ははっきりされているとは言えない。それでも、種類を元に考えたら、何を重視するかはよりよくわかるはずだ。

まず、家族の絆は結びである。この絆を基本とする。なお、家族には選んだ絆もあるし、選んでいない絆もある。具体的に、配偶者の間の絆は選ばれたが、親子や兄弟の絆は選んでいない。姻戚関係は半分選んでいる。つまり、配偶者を選んだが、配偶者の親戚を個別に選ぶことはできない。前回に述べたように、産霊の概念で子育てを重視するが、家族はその場になるのも当然である。しかし、それは家族の唯一の役割ではない。子供を育てない家族はまだ家族である。その上、家族は夫婦を中核とするとも限らない。男性同士の家族も女性同士の家族も認めるし、より複雑な家族も認める。重要なのは、絆である。その形は典型例に沿うかどうかは、重要ではない。

そして、地域の絆もある。神社から見れば、氏子区域の絆である。この絆は、単純に居住場所に基づいて結ぶべきである。誰であっても、その区域に住めば、この絆に入っている。つまり、これも選択できない側面は強い。確かに移住することはできるが、そうしない限り絆が残る。この区域は、氏子区域規模が良いと思う。皆を知ることはできないが、一応近所の住民の顔合わせができるし、知らない人のままにしないことも可能である。

次は、組織の絆がある。これは、職場や趣味の組織から発生する絆だ。この絆を基本的に選ぶが、組織全体を選ばなければならないその組織に加盟されている人を個別に除外することはできない。

それから、遠距離の絆もある。これは何らかのきっかけに遠いところとの絆を結ぶことを指す。例えば、災害に支援するためにあるところと連絡を取って、支援を捧げることはこの一例である。

最後に、個人同士の絆がある。この絆は完全に選べる。友達はこのような絆に当たる。これは、もしかして、惟神道では重要な絆ではない。

絆の重要性は、絆のない人に対して特に義務などを持たないことだ。一般的な責任を持っているのはいうまでもない。無闇に被害を与えるべきではないが、特に貢献する理由もない。つまり、一般的な行動はない。他人を助けようとすれば、それはいつも絆に基づく。

ただし、絆自体はいいことだから、新しい絆を結ぶのは良い。だから、世界的な問題を知っていれば、その問題の解決につながる絆を作って、貢献する。この形には理由がある。70億人が生きるこの世には、人間は問題を把握することはできない。しかし、特定の人間について考えれば、思わず痛感する。そして、一般的に助けようとしても、どうすれば良いかはわからないが、個別に助けようとすると、相手に必要な支援を尋ねることはできる。だから、このような横を結ぶ絆は、惟神道では大変重要であると思う。


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